地域交流会の旅行にご一緒させていただき、一泊二日、バスで群馬に行って参りました。
水沢観音や浅間山・鬼押出し園、泊まりは草津温泉と色々回らせていただきましたが、中でも印象的だったのが八ッ場ダム。
今回は我々のバスにそのままガイドさんに乗っていただいて、約30分ほど話を聞きながら八ッ場ダム一体をバスでぐるりと一周、といったツアー内容です。当日の天気は土砂降りの雨。ダム建設の必要性を訴えかけるかのような空模様は、ある意味お誂え向きの天気だったかもしれません。
ガイドさんの解説も大変に手際が良く、ダムのために越してきた新集落、湖面に架かる大きな橋、そこから見えるダム本体、バスで駆け抜ける景色それぞれに八ッ場ダム計画の歴史を交え一つ一つ指をさし案内してくださって、とても面白く聴くことができました。
ところで八ッ場ダムは来春完成予定、よって今現在はまだ水は入っておりません。八ッ場ダムの規模は高さ116m、広さは榛名湖の約2倍、貯水量は東京ドーム87杯分(よく分からないけれどすごく多い!)となっており、とても広大な土地…というか現状は谷?をバスの窓からバスから見ることができました。ダムに架かる3本の橋もすでに渡ることができるのですが、バスの窓からでも高い!迫力!いずれは水が入りみられなくなってしまう景色ですので、写真も撮っておきました。(…が、雨で見づらいですね。)
来春には水の底に沈む場所にはまだ緑も多く、作業をしている重機も点々と見られました。水のない現状では、本当にこれがすすべて沈んでしまうのだろうか?とうまく想像はつきません。
ガイドさんによると水が入る前に木々なんかも衛生の理由で伐採してしまうのだとか。もしダム完成までまた訪れることがあっても、きっと今回とはまた違う眺めになっているのでしょう。
ところで八ッ場ダム沿を走るJR吾妻線、大変ローカルなこの鉄道の一日2本しかない特急電車・草津がダム近くの駅に停車しているのがバスから見られました!上野から遥々走ってきたちょっぴりレアな電車、個人的にテンションが上がったポイントです。
こちらの鉄道路線もダム建設の影響で今電車が通っているのは2014年から使っている新しい線路。
八ッ場の景色は日々変わっていくようです。
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